最初のやりとり
12月23日、クリスマスイブに史上最大の大失恋をした年のクリスマスイブ、いてもたってもいられず、女友達を誘って、夜な夜な六本木のクラブへ繰り出すことにした。
クリスマスイブともあってクラブは大盛り上がりで、時間をもてあました相手のいない男女が募っていた。
私は、出会いSNSで知り合った人と5年間も付き合っていたのにフラれてしまったばっかりで、元彼のことを一時でも忘れようと、お酒をかっくらって、踊りに徹していた。しばらく踊っていると、近くにいた男性が近づいてきた。
DJが盛り上げるクリスマスバージョンのトランスミュージックに身をゆだねながら彼のそばで踊っていると、彼から「名前なんていうの?」とアプローチしてきた。
出会ったばかりの男性との最初のこういうやり取りが一番わくわくして楽しい。
私は、自分の名を名乗りつつ、踊り続けた。しばらくして踊りつかれたので、クラブを出ることにした。
クラブを後にしようとすると、彼が追いかけてきて、「電話番号とメルアド教えて」と言ってきた。
彼はクラブによくいがちなチャラチャラした雰囲気を持つ人ではなく、どことなく知的な雰囲気が漂う容姿もスマートなタイプだったので、メアドを交換することにした。
出会いは突然やってくるのだ。やはり、外に出れば何かしらの出会いにぶつかる。
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